ゆいです。
3通目では『声に出して叫んでみたら、4年も続けられる仕事に出会えた話』を紹介しました。
そして前回も読者さんからたくさんのご感想を頂いたので、一部紹介しますね。

前回、解説したように結局のところ、
「適職探しは専門のカウンセラーに相談するのが1番早いよ〜」ってこと。
私もネットでいろいろな診断を使って情報収集してみたんですけど、どれもなんとなくしっくりこなくて。
診断してみると、「これって実際、誰にでも当てはまることだよね」というものが多かったんですよね…。
あのままネット診断を鵜呑みにして、なんとな〜くで転職していたらと思うとゾッとします。
もし「まだ自己分析できてないよー」という方は、私と一緒に進めていけるのでお気軽にLINEしてください。
それと、HSPのキャリア相談員は全国探してもなかなかいないと思うので、良かったらこの機会に相談してくださいね。
ということで、ここからが今日の本題です。
実は、LINEコラムを配信する中で数名の読者さんから、
「HSPだから仕事ができないは甘えですか?」というLINEをいただきまして…。
そういえば、「私も過去に同じようなことで悩んでいたなー」という時期がありました。
なので今日のコラムでは、当時のことを思い出しながら、
今悩んでしまっている繊細さんのモヤモヤを晴らせればと思います。
「HSPだから仕事ができない」は甘えなのか?真剣に考えてみた
「HSPだから仕事ができないは甘えなのか?」と多くの方が自問自答で悩む中、
実は、私は過去に上司から
「HSPだからできないは甘え、学生じゃないんだから泣いてるんじゃない!」
と言われたことがあります。
「HSPだからできないは、甘えだ」と指摘してきたのは、当時かなり信頼を置いていた上司です。
まさか上司から「甘えだ」なんて言葉をかけられるとは思ってもみなかったので、
ショックで心が引き裂かれるような感覚に陥りました。
入社した当初から私に気にかけてくれて、分からないことがあれば嫌な顔せず教えてくれる優しい上司でした。
ある時は、私が会議資料の作成が間に合いそうになかったときに、一緒にフォローしてくれたり。
またある時は、私がミスして落ち込んだときに慰めてくれて。
「よし、お疲れ会やろう。頑張ったんだから美味しいものを食べて元気だそう」
と会社近くのラーメン屋さんに連れて行ってもらったこともしばしば。
なので、この上司だけは信頼できる。
そう思っていたのですが…。
会社に入って、3ヶ月経ったある日のこと。
突然、新規案件の依頼が500件ほど発生しました。
それに伴い、見積もりの作成依頼が後輩だった自分に集中するようになったんです。
私は、自分の仕事をさばきながらバタバタと見積書を作成し、残業しながら業務をこなす日々。
しかし見積もり待ちの社員たちからは、
「見積書まだ?」
「早くしてもらわないと困るんだけど!」
などと言われ、
私は「急がなきゃ、間に合わない!」と、とにかく必死に働いていました。
しかし、ここでとある事件が勃発。
期日が迫っていたことで焦った私は、見積もりの金額を誤ったまま取引先に送ってしまいました。
しかも、その金額も仕入れ値を記載してしまって…。
仕入れ値で記載したことにより、販売時にどれくらいの金額を上乗せして売っているのかがお客様にバレることになりました。
このミスは社内で大きな問題となり、私は「とんでもないことをしてしまった…」と。
ひどく落ち込み、見積もりを作るのも会社に行くことすらも怖くなってしまったんです。
それからというものの、私はミスを恐れるばかりに仕事が遅くなり、周りの視線もますます気になるように…。
「このままじゃ、本当に会社での居場所がなくなってしまう…」
「誰かにこの気持ちを吐き出してしまいたい」
そう考えた私は、信頼していた“あの上司”にHSPを打ち明けてみることにしたんです。
きっと、あの人なら分かってくれる。慰めてくれる。
精神的にも参っていた私は、たぶん心のよりどころを探したかったんでしょう。
そしていよいよ私は上司に…。
「実は私、HSPで…。一気に仕事を依頼されたり、急かされるとテンパってしまうんです」
と思いきって打ちあけました。
すると、
「いやいや、それは甘えでしょ〜。もう社会人なんだよ?みんな何かしら辛さを抱えて働いてるんだから」
「それに、HSPだから無理なんて言ってる場合じゃないでしょう」
と上司は初めて私に説教をしてきました。
思っていたのと違う反応をされてしまった驚きと、
上司の言葉も間違ってないと理解できてしまった私は、どうにも言えない気持ちになってしまって…。
辛くて、悲しくて、なんだか1人ぼっちな気がして、泣きじゃくってしまいました。
すると上司から「ねぇ、もう学生じゃないんだから泣くなよ」とまた説教…。
「ああ、慰めてもらえるともらってた自分がバカみたい…」
しばらく私は、ガクッと落ち込み、心がズドーーーンと打ちのめされたような感覚に包まれました。
信頼していた上司に怒られてしまった私は、もう完全にノックアウト状態。
これ以降、私は誰にも相談できず、心も開けず。
たくさんの社員がいる会社なはずなのに、孤独感に打ちのめされていました。
それからというもの、風邪の症状がないのに熱が出てきたり。
出勤時、会社に近づくほどに動悸や発汗が激しくなったり。
体の何かが狂ったような。そんな感覚に陥っていました。
そして、ある日…。
「はあ…今日も仕事、嫌だなぁ」と思いながら身支度を整え、ひと息つくためにソファーに座りました。
ここで異変が起こります。
「あー、もうそろそろ出なくちゃ…」
「あれ、なんか体が動かない…?」
「なんで?なんで?体が動いてくれない」
気づいたころには出勤時間の8時30分を超えていて…。
「あ、やばいな」とは気づいてるんですけど、なぜか体が動かないんです。
すると、上司から出勤を催促する鬼電。
上司は「とっくに出社時間過ぎてるぞ!どこで何してるんだ!?」
と、かなり怒っている様子でした。
「そんなこと言われても動かないものは動かないし…」
もうどうしようもないので、私は正直起こってることをそのまま伝えました。
「すみません、準備はしてるんですが、体が動かないんです。今日はお休みします」
と伝え会社を休むことに。
その後、病院で診断を受けた結果、中度の鬱病、急性胃腸炎、自律神経失調症と判定されました。
ああ、自分、本当に弱いなあ…と。悔しいような、悲しいような。
もう、どうしようもなくなった私は、そのまま会社をやめることになりました。
私がこの体験から学んだことは、
「やっぱりHSPって生きづらいなー」
「HSPじゃない人にHSPの辛さを理解してもらうのって、難しいんだな」と。
今は“HSP”や“繊細さん”という言葉が世の中に普及してきました。
それもあって、中には理解を示してくれる人もいたりします。
しかし残念ながらまだまだ極少数です。
「ああ、世の中の人がHSPの気持ちを理解してくれるなら、どんなに楽なんだろう」とは思いつつも。
あのとき上司に言われたように、
みんな何かしらの辛さを抱えながら、それでも歯を食いしばって働いているというのも、また事実。
そんな中「私はHSPだから無理なんです。理解してほしいんです」と言われると、
たしかにHSPじゃない人も困る部分はあるのかなと思います。
でも私は自身もHSPであるキャリア相談員として、ハッキリ言いたい。
「HSPは甘えじゃない」
「私は、みんなは、別にHSPになりたいと思って生まれたわけじゃない」
「HSPはあくまで1つの性格であり、個性でしかない」
ということを。
HSPって正直、生きづらいです。生きづらいがゆえに、
「自分は病気なんじゃないか?HSPって障害に近いものなんじゃないか?」
とものすごくネガティブに考えてしまう人も、中にはいらっしゃいます。
周りに理解してもらえない辛さもありますし、時には嫌味を言われることもあるでしょう。
過去の私のように、信頼している人に裏切られた感覚になる人もいると思います。
でもHSPって、病気でもなければ、何かが悪いとか、劣ってるとか。
そんな話ではありません。
何度も言うようにHSPは気質。性格であり、個性です。
特にHSPには考え込んでしまったり、言葉を正面から捉えすぎる真面目な人が多くて。
嫌味を言われると分かりやすく落ち込んで、傷ついてしまう。
そんな声も私のLINEにはたくさん寄せられます。
過去の私も同じでした。ちょっとしたことで傷ついて、悲しんで、泣いて。
そんな弱い自分が嫌いだった時期もありました。
しかしあるとき、友達から言われた一言で、私は考え方を改めたんです。
- 自分のことを傷づけてくる人の言葉なんて、聞く必要ある?
- 自分のことを大事に想ってくれて、その上での厳しい言葉は受け止めるべきだと思うよ
- でも自分に対して愛情を注いでくれない人の言葉って、本当に重要なの?
- 自分のことを大事にしてくれる人だけを数えて、その人たちのことだけを信じていけば、それでいいんじゃない?
この言葉を聞いたとき、私はめちゃめちゃ救われたし。
これって、HSPのような考え込みすぎちゃう人にとって、大事な考え方だなーって思ったんです。
結局のところ、あなたの、私の人生において。
大事な人って、数えるほどしかいないんですよ。
本当に自分のことを、深いところから理解して愛情を注いでくれる人って。
なかなかいないんですよ。
だから私はその数少ない、愛情を注いでくれる人だけを大事にしたい。
そういう人のことを考える時間を増やして、自分の人生を「好きな人たちとの思い出」でいっぱいにしたい。
時間は有限だから、人生は1回しかないから。大事な人のために時間を使おう。
そう思うようになってから、人に嫌味を言われても、愛のない説教をされても、以前ほど落ち込むことはなくなりました。
「あー、なんか言われちゃってるな…」くらいの感じです。
もちろん私のことを想って怒ってくれる人の言葉は真摯に受け止めますが…。
もしあなたが、過去の私のようにHSPを自分のせいだと思い込んでいるのであれば、
今日からその思い込みは捨ててください。
生きづらいのも、働きづらいのも全部あなたのせいではありません。
あくまで、あなたが本来いるべき会社、本来就くべき仕事に就けてないだけにすぎません。
どうか、誰のせいでもないことを自分のせいにしないでください。
人一倍、傷つきやすく悩みやすいのに、心の傷を自分で治しながら耐えている繊細さんは、「十分、頑張っている!」と私は思います。
だけど、繊細さんはついつい何でも自分のせいにして考えすぎてしまうこともあるかもしれません。
真面目な性格ゆえに仕事で責め立てられたりすると、
「自分が何かやらかしてしまったからだ」と自責してしまったり。
でも誰のせいでもないことを自分のせいにしないでくださいね。
長くなってしまいましたが、私は自分の過去やこれまで相談に乗ってきた経験から、
「決して、HSPだから仕事ができないのは甘えじゃない」と言いたいです。
言わせてもらいます。
今は悩んでいたとしても、必ずあなたには、最適な居場所があるはずです。
同じようにHSPで悩んで、泣いて、もうダメだ…!と思っていた私や、
過去に相談してくださった方たちも、今は自分に合った適職を見つけて幸せな人生を歩まれています。
しっかりHSPを個性として受け入れ、適職を探す気持ちは忘れずに、前に進んで行きましょうね。
最後に、私のもとに相談に来てくれた繊細さんに必ず、お伝えていることを話して、今回は終わりにします。
最後に伝えたい「HSPはときに万能な言い訳にもなってしまう」ということ
最後に私が伝えたいこと。
それは「ときにHSPは万能な言い訳になってしまう」ということです。
それは、過去の私にも当てはまることですが、自分がHSPだと気づいてから、
何かと失敗する度に「自分はHSPだから」と言い訳をしていたんです。
HSPに甘んじて、失敗や行動を恐れて何もしない人間になり下がってしまったんです。
別に「できないこと」「失敗すること」は問題じゃないです。
誰だって苦手なことはあるし、失敗することだってあります。
ただし自分はHSPだから、
「対策を考えられません」
「何も対策を打ちたくありません」
と何事もふさぎ込んでしまうのは、逃げでしかないんですよね。
「HSPだから…」と思い込むことは問題ではないですが、放置して何もしないのはダメ。
それは自分で自分の可能性を諦めているのと同じなんです。
適職を見つけるのに大事なことは、
自分を知り、「自分と向き合うこと」「適職探しと向き合うこと」でしたよね。
一時的に目をそらすのは構いませんが、現実から目をそらし続けると自分がますます苦しくなるだけです。
私が1通目のコラムでお伝えしたように、適職探しは、若ければ若いほど有利。
そして適職と出会う確率を上げるには、何か1つ。
昨日まではできなかった行動を起こしてみることが大切です。
この行動が、適職探しに繋がります。
例えば、仕事をする上で「苦手だな」「嫌だな」と思うことを洗い出してみたり。
- 取引先との打ち合わせや雑談が苦手
- 大人数の前でのプレゼンは、緊張してうまく話せない
など、小さなことでも構いません。
自分が何をしたらいいか分からない方は、私からアドバイスもできるので、遠慮なく相談してくださいね。
次回予告
そして、次回のコラムは、
『適職に出会うためには、計画的に〇〇をするのが確実』というお話しです。
なんと5通目では、適職を見つけた成功者だけが知っている秘訣を公開しちゃいます!
これさえ知っておけば少なくとも繊細さんが抱えている、“今ある悩み”を一発で打ち消すことができるでしょう。
逆に知らないままだと、働きづさらで一生悩み続けることになりかねません。
「悩みを解消するには、正直これしかないでしょ!」という法則を書いています。
ちなみに、かなり現実的な話も包み隠さずお話しするので内容を見て、ガッカリする方もいるかもしれません…。
ですが適職探しにおいて大事なことをギュッと詰めこんだ内容になっているので、ぜひお見逃しなく!
それでは、今日はここまでです。
次回のコラムもお楽しみに♪